渋谷区広尾にあるコンディショニングルーム『TEETER TOTTER』の大場です。
ここまでの2回を通して、「すべての不調には瘀血が関与している」こと、また瘀血を生じる原因は多種多様であり、「個人差により根本にある原因への対処方法は変わる」ということをお伝えしました。
瘀血(おけつ)に関する認知はまだ低いこともあり、どちらの記事もたくさんの方に読んでいただけました。
前2回の記事はこちらです↓
【あなたの辛い○○は「瘀血」が原因かもしれません!!】
< https://www.teeter-totter.tokyo/blog/2320.html >
【○○をし過ぎると「瘀血」になる!!】
< https://www.teeter-totter.tokyo/blog/2393.html >
今回は、瘀血を予防・改善するポイントについてお話します。
【 瘀血を予防・改善するポイント 】
瘀血とは「血液の循環が悪くなって起こる病気」
または「停滞している血液」のことを指します。
つまり、血行が良くないことが問題です。
すなわち、瘀血の予防・改善するポイントは
「 いかにして血行を良くするか 」
ということになります!!
…いまさら何を言っているのか
…そんな簡単なことかな
皆さまのため息やあきれた様子がブログを通して伝わってくるようです。
しかし、ごく単純に思えるこのことが、なかなか思い通りにはいかないのが現実です。
だから、瘀血は生じてしまうのです。
【 なぜ瘀血を予防できないのか 】
皆さまの中には、血行を良くしようと日々取り組んでいることがある、という方もたくさんいらっしゃると思います。
では、なぜ瘀血は生じてしまうのでしょうか?
それは、個別の原因に合わせた対処方法を選択できていないことが一番の原因であると考えられます。
すべての不調には瘀血が関与しているだけに、その原因は多種多様であり、個人差があります。
それだけ血行を良くする方法もたくさんあるということです。
たくさんある方法の中から、それぞれの身体の状態や症状に合わせたものを選択しなければ、瘀血を根本から予防・改善することはできません。
【 瘀血を改善する対処法 】
「原因に合わせて方法を選択する」と言っても、その組み合わせはたくさんのことが考えられます。
いくつか例を挙げてみます。
・身体を温める
冷えや寒さに対しては身体を温めることが効果的であり、入浴や電気毛布、生姜湯、シナモンが良いということをよく耳にします。
身体を温めることで血管が拡張し、血液の流れが良くなることで瘀血改善を狙います。
・マッサージ、鍼灸
マッサージ、鍼灸には、温熱刺激・機械的刺激により血流改善の即時効果があります。
方法によっては全身に作用し、選択的に局所の瘀血にアプローチすることもできます。
・瀉血、刺絡
滞っている瘀血自体を取り除くという発想から、どちらも血液を体外に排出させる方法です。
実際に瘀血部位から抜き出した血液には、身体によくない成分や老廃物が多く含まれているそうです。
瀉血(しゃけつ) … 西洋医学で、血管を切って出血させる。
医療行為とされ、医師のみ行うことができる。刺絡(しらく) … 東洋医学特有で、気血の調整のために鍼などで少量出血させる。
医師と鍼灸師ができる治療手段
・吸角(吸い玉、カッピング)
深部に溜まった瘀血を表層に吸い上げる方法です。
・生活習慣の改善
ここまでに挙げたことはとても効果的ですが、「瘀血を予防する=血行の良い状態を保つ」ためには、健康的な生活習慣を心掛けていかなければなりません。
筋力トレーニングや有酸素運動といった運動習慣、根本から血液をサラサラに保つための食習慣の改善が必要です。
【 瘀血を予防するためには日々のコンディショニングが大切です!! 】
「医学の祖」とも称されている古代ギリシャの医者 ”ヒポクラテス” はこのような言葉を残しています。
病気は食事療法と運動によって治療できる。
食べ物で治せない病気は、医者でも治せない。
運動、食事(栄養)、睡眠などの生活習慣がしっかりしていれば、大きな病気にかかることはないという意味です。
そもそもの身体の状態が整っていれば、瘀血を生じることもありません。
血行の良い状態を保つためには、あらゆる生活習慣においてのコンディショニングが大切になります。
対処法だけ考えると、ここに書いてある以外の方法もたくさんあり、実際には何をしたら良いのか分からなくなりますよね。
そんな時こそ、私たち身体の専門家にご相談ください。
TEETER TOTTERでは、お客様と一緒に瘀血を生じる原因について考えていき、様々な手段を用いたコンディショニングをご提案させていただきます。
担当:大場
TEETER TOTTERは
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