広尾にあるコンディショニングルーム『TEETER TOTTER』の大場です。
前回ブログ< https://www.teeter-totter.tokyo/blog/2213.html >に引き続き、当店で提供しているサービス内容を、日本体育協会公認アスレティックトレーナー(JASA-AT)の専門科目テキストに記載されている「アスレティックトレーナーの7つの役割」の項目に沿って、写真を交えながらお伝えしていきます。
1. スポーツ外傷、障害の予防
2. スポーツ現場における救急処置
3. アスレティックリハビリテーション
4. コンディショニング
5. 測定と評価
6. 健康管理と組織運営
7. 教育的指導
アスレティックトレーナーの役割には上記7つがあり、最終回は 7 についてです。
7. 教育的指導
「 授人以魚 不如授人以漁 」
(人に授けるに魚を以ってするは、漁を以ってするに如かず)という言葉があります。
これは「人に魚を与えれば一日で食べてしまうが、人に釣りを教えれば一生食べていける」という意味の言葉であり、教育において自立させることの大切さを表しています。
このことは、身体においても同じことが考えられます。
“筋肉の張り” による身体の不調があるとします。
マッサージや鍼で筋肉を緩めてもらうことは、受け手からすると簡単です。
しかし、その“筋肉の張り” は数日で再現され、その度にまた誰かにお世話になることになります。
・なぜ筋肉が張ってしまったのか
・なぜ毎回同じところに痛み、疲労が出るのか
・どうすれば予防できるのか
“筋肉の張り”がある原因を考えること、そして原因に応じた課題を認識することで、一日ではなく一生につながるコンディショニングが出来るようになります。
アスレティックトレーナーは、「本当に相手のためになることは何か?」を常に考え、時に厳しく、時に母親のように寄り添いながら、教育的な指導も含めてサポートを行います。
皆さまはコンディションを維持するために、日頃からどんなことに気を付けていますか?
食事、運動、睡眠、入浴、姿勢、仕事など、もしかしたらとても些細なことかもしれませんが、コンディションを崩してしまう原因は身近に潜んでいます。
自分がどんな状況にいるのか、今何を感じているのかを表現してみましょう。
・食べていないつもりが振り返ると甘いものばかり食べている
・ついつい夜更かしをしてしまう
・当たり前に思っていたけど昔からこういう癖がある
・何となく右脚に体重が乗っている
そのひとによって良いことも悪いことも、感じ方はそれぞれ違います。
そして、感じていることに間違いはなく、それを否定することは誰にもできません。
まずは、自分自身が気づいてあげることが大切なのです。
TEETER TOTTERでは、お客さまご自身にも身体の状態を把握していただけるように心掛けています。
測定・評価を元にお身体の状態をご説明させていただき、施術後にはご自宅でできるセルフエクササイズのご提案をさせていただいております。
目標に向かって「何をするべきか」をお客さまと一緒に考えていき、多くの気づきや発見、身体について学びが生まれる空間を目指しています。
以上、これまで第6回に渡って「アスレティックトレーナーの7つの役割」についてお話しさせていただきました。
アスレティックトレーナーの実際の細かい業務内容については、帯同するチームや選手、職場のニーズによって多様ですが、様々な分野を通じて活躍できる職種であると感じています。
このブログを通じて、少しでもアスレティックトレーナーの認知度が上昇し、貢献できれば幸いです。
担当:大場
TEETER TOTTERは
あなたの10年後のアクティブライフを支えていきます