渋谷区広尾にあるコンディショニングルーム『TEETER TOTTER』の大場です。

1月14日（月）に店舗にて、プログレス主催の「第28回トレーナー異資格交流会」を開催しました。

今回はプロ野球の千葉ロッテマリーンズで1軍チーフトレーナーを務める佐々木順一さんをお招きして、「トレーナーの将来像 〜プロ野球 現役チーフトレーナーが語る〜」をテーマに開催しました。

佐々木さんは、幼少期より野球に打ち込み、社会人でも選手としてご活躍されていました。

選手を引退した後、鍼灸の専門学校に通いトレーナーへと転身、大変苦労したという下積み時代を経て、トレーナーとしてプロ野球チームに入団しました。
千葉ロッテマリーンズでは3年前からチーフトレーナーを務めていらっしゃるそうです。

「プロ野球でトレーナーがしたい」という方も多いと思いますが、夢を叶える過程はそのどれもが決して生易しいものではなく、さらにはチーフトレーナー就任、そこに至るまでの経緯を聞ける貴重な会となりました。

 

【 過去の下積み時代で培われたもの 】

最初の印象は佐々木さんのド迫力、優しい雰囲気の中にある緊張感というか、言葉に矛盾がなく、独特の説得力を感じました。

話の所々で過去の下積み時代について触れられており、今でこそ「笑い話」ではありますが、今の佐々木さんを形成する上で大切なポイントもたくさん含まれていました。

例えば、過酷な労働環境の中で培われる精神力と体力、その環境の中で効率を求めるためのマネジメント能力、組織で生きるためのコミュニケーション能力、とにかく施術数をこなしていく中で身につく実践的な治療スキルなど、「あの頃があったから今がある」と思わされるエピソードがいくつもありました。

笑い話にできるあたりさすが佐々木さんではありますが、やはり並大抵の努力では届かない領域があるようです。

 

【 大切にしているのは“横の繋がり” 】

トレーナーチームの長を務める佐々木さんですが、マネジメントをする中で「横の繋がり」を大切にしていると仰っていました。

チームに帯同するトレーナーが担う大事な役割の1つとして「選手やコーチ・ドクター・各スタッフとの架け橋になる」ことが求められます。

特に契約が絡むプロの世界では、怪我やリハビリの報告などコーチ・選手との距離感や立ち位置、様々な状況を考慮してバランスを取ることが難しいと仰っていました。

どの組織においても、上司と部下、部署と部署のように様々な信頼関係を築いていく中で重要な要素であり、参加者から「トレーナーは一度、会社員を経験すべきだ！」という声も上がっていました。

 

【 トレーナーに必要な要素とは 】

「とにかく一生懸命であること、そして当事者意識を持つこと」

当事者意識とは、自分自身が、その事柄に直接的・間接的でも関係しているという自覚を持つことです。

佐々木さんは「何でも自分と関連付けるようにしている。すごく気にかける。」と仰っていました。

それにより話の聞き方・物事の捉え方が変わり、何に対しても意欲的に行動できるようになります。さらに相手への思いやりを持った思考は報告の質を高め、結果として周りからの評価にも影響していきます。

今回のサブタイトルでもある「プロ野球 現役チーフトレーナーが語る」として誰もが頷ける内容だったとともに、佐々木さんの言葉一つ一つが胸を熱くさせる会になりました。

今回も満員御礼！！
正確には風邪の流行による欠席もあり22名での開催となりました。

アスレティックトレーナー（JSPO-AT, NATA-ATC）
テニスパフォーマンスディレクター
パーソナルトレーナー
鍼灸師
あん摩マッサージ指圧師
柔道整復師
視能訓練士
学生

終了後は店舗の近くにある居酒屋で懇親会を行いました。
2019年1回目の開催、お集まり頂きありがとうございました！

またこの度ご協賛いただきました大塚製薬株式会社様にも感謝申し上げます。

次回は2月18日（月）19:30より「自律神経と疲労」をテーマに開催を予定しております。

ご興味のある方は下記までお問い合わせください。

＜お問い合わせ先＞
contact@teeter-totter.tokyo

担当：大場

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