渋谷区広尾にあるコンディショニングルーム『TEETER TOTTER』の髙宮です。
12月は忘年会シーズン。
胃腸へとても負担が掛かることもあり、最近は胃腸の調子が悪く胃腸炎になったという方が急に増えたように感じていると…
全国的にみて、感染性の胃腸炎にかかってしまった方が、昨年の3倍にもなっているそうです。
色々な原因で胃粘膜に炎症が起こり、日常的に起こりやすい胃腸炎。
年末のこの時期に多い胃腸炎は、寝不足や暴飲暴食・刺激物の摂りすぎ、ストレスなどが原因でなってしまう方が多いようです。
※刺激物:アルコール、コーヒー、香辛料、冷たいもの、熱いもの、タバコなど
今年、大流行している胃腸炎は“ノロウィルス”というウィルスに感染し、激しい腹痛や発熱、下痢・嘔吐を繰り返すなどの症状に襲われるものです。
【予防方法】
ウィルスが原因でない胃腸炎は、睡眠時間をしっかり確保し、胃腸を休める日を作ることが大切です。
すでに入っている忘年会の予定をキャンセルすることは難しいため、朝食や昼食は胃腸に負担のかかりにくい消化に良い食事を選びましょう!
忘年会の際も出来る限り、冷たいビールや揚げ物ばかりにならないようにすることも大切です。
ウィルスによる胃腸炎は、病原体が付いた手で口に触れたり、汚染された食品を食べることで感染します。
トイレ後はもちろんですが、調理・食事前には石鹸と流水でしっかりと手を洗いましょう!
※石鹸を使用しても意外と洗い残している部分も多い指先や爪、手のシワは要注意です。
また、二枚貝(牡蠣、アサリ、シジミなど)から感染する方も多いため、中心までしっかりと過熱することをお忘れなく。
【家族がノロウィルスに感染してしまったら】
どれだけ気を付けていても、感染してしまうこともあります。
特に家族に感染者が出た場合、嘔吐物や便などから感染してしまうことが多いため、処理をする場合は次のことを心掛けましょう。
①乾く前に処理する
ノロウィルスは感染者の身体から出てもしばらく感染力を持っています。
嘔吐物などが乾燥すると風邪でノロウィルスが空気中に舞い、体内に入って感染した少なると言われています。
②塩素系漂白剤の“次亜塩素酸ナトリウム”を使用
吐瀉物を処理する場合は、5%の次亜塩素酸ナトリウムを500mlの水にペットボトルのキャップ2杯を入れたものを使用します。
※感染者が触れた場所(ドアノブなど)を消毒する場合は、2ℓの水にペットボトルのキャップ2杯入れて使用
③吐瀉物は外から集める
二次感染が一番多い吐瀉物の処理。
使い捨ての手袋、マスクは必須です。
自分の洋服に吐瀉物が付かないよう細心の注意を払いましょう。
まずは、新聞紙やペーパータオルに②の消毒液を含ませ、吐瀉物を外側から挟み込むように寄せ集めゴミ袋へ処理しましょう。※拭き取ろうとするウィルスを広げてしまう可能性があるため注意しましょう!
消毒液で処理した後は、水拭きで消毒液をしっかり拭き取りましょう。
④吐瀉物処理後は必ず手洗い
手袋をしていても処理後は、しっかりと手洗いを行いましょう。
何度も処理をしているとうっかり手洗いが抜けてしまいやすく、それが落とし穴になることもあります。
2016年も残りわずかになってきました。
胃腸炎対策をして楽しい年末をお過ごしください!
担当:髙宮
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