渋谷区広尾にあるコンディショニングルーム『TEETER TOTTER』の大場です。
3月20日(祝・月)に、店舗にて「第8回トレーナー異資格交流会」を開催しました。
今回は、スピーカーに永井泰介トレーナーをお招きし「ヒトの左右差についての検討」をテーマにお話いただきました。
永井泰介トレーナーのページはこちらです。
< http://shisei-yugami.sakura.ne.jp/blog/ >
ヒトの身体には、内臓の位置や骨格などの構造的な左右差があります。
それから視覚・聴覚・利き手・蹴り脚などの機能的な左右差も、人それぞれですが間違いなく誰にでもあります。
姿勢や筋力による身体的要因に依存した左右差だけでなく、パソコンのキーボードやドアノブなど日常に潜む環境的要因による左右差も存在します。
それらの左右差による違いはあって良いものなのか、間違っていると言えるのか。
今回の交流会では、エビデンスに基づいた座学とともに、効き目・軸足などを確かめる実験も交えて、参加者でディスカッションをしながら左右差の不思議について学んでいきました。
【左右差の是非に関する一考察】
私自身は、結論から言うと “その時の状況や個人差によって対処法は異なる” と考えています。
ある一定のパターンやルールはあるだろうと施術をしながら感じていますが、既往歴や手術歴の有無、仕事や生活環境によって変化の出方は異なります。
そして、わずかでもひとつの差は代償動作により全身に波及していくものです。
それらの改善の是非については、左右差の出方と症状やパフォーマンス等、評価の上で総合的に判断していく必要があります。
私の考えを簡単にまとめます。
・左右差の良し悪しは“個人差”による
・人体構造上、機能的に優位になりやすい方は確かにある
・全てを確率論やパターンなどの型や先入観に当てはめて考えることはできない
・左右差が持つ特性の考慮は必要である
・机上で「左右差の改善の是非」について議論しても答えは出ない
今回左右差について考察することで、改めて先入観や方法論に囚われてはいけない、パーソナリティーの重要性を感じました。
今回は、アスレティックトレーナーや鍼灸師に加えて、スポーツドクター、柔道整復師、パーソナルトレーナー、栄養士など、様々なフィールドでご活躍されている方々にご来場いただき、過去最高の人数での交流会となりました。
終了後は近くの居酒屋にて、こちらも大人数で懇親会を行いました。
ご参加いただきました皆さま、お忙しいところお集まり頂きありがとうございました!
次回は4月10日(月)19:30より【 スポーツ現場での栄養指導と現状 】をテーマに開催を予定しております。
多くの方のご参加をお待ちしておりますので、ご興味のある方は下記までお問い合わせください。
<お問い合わせ先>
contact@teeter-totter.tokyo
担当:大場
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